
でゅえろう
¥100
イナダさんが松屋のカルビ焼肉定食が苦手な理由を教えてください。むしろ自分は牛焼肉定食よりもカルビ焼肉定食派で、たっぷり脂の噛みごたえのある肉に甘めのタレをぶっかけてワシワシ米を消費するよろこびにみちた傑作だと思ってます。皿に残った脂とタレは生卵と一緒に米にかけて食べます。最高ですよ。
これはもちろん個人的な嗜好の話なんですが、「甘いタレに漬け込んだ牛肉」の味が苦手なのです。 甘さ自体は乗り越えられるんです。しかし、漬け込んだ肉からどうしても苦手な匂いを感じ取ってしまう。 輸入牛肉、特にグラスフェッドの中に元々、確実に苦手な匂いが潜んでいるのですが、「甘いタレ」に「漬け込む」と、それが何倍にも増幅される感覚がありまして。 牛肉の腐敗臭は苺ジャムの匂いと認識しているのですが、それを想起させるのかもしれないと思っています。 ステーキならそれがあまり気になりませんし、松屋の牛焼肉のように薄切りでしっかり焼くと更に気にならず、むしろほのかなそれが好ましい風味になるとも感じます。焼いた後に甘いタレを付ける分には何の問題もなくなります。 薄切りでなおかつ脂が多いと、口に入れた瞬間、旨味が一気にスパークします。そこにすかさず白飯を放り込むのが好きです。霜降り和牛が好きなのも、それとほぼ同じ理屈だと思っています。