
匿名
はじめまして! いつもイナダさんのツイート・ご著書を楽しく拝見し、実践しています! 1つ質問なのですが、イナダさんは鮒佐の佃煮を召し上がられたことはありますか? 個人的にイナダさんが鮒佐の佃煮をどのように位置付けるのかとても気になります! 自分は三分粥に鮒佐のアサリを入れて食べるのが大好きです!
昔から気にはなっていたのですが、基本的に佃煮という食べ物が苦手で躊躇しておりました。 しかしこの質問に背中を押されるように、先日ネットで注文、先ほど届きました。 とりあえずしらすをひとつまみ食べて感激しました。生まれて初めて佃煮を心の底からおいしいと感じたかもしれません。これはもしかすると東京エスニックの最高峰のひとつなのではないか、と。 江戸の話でよく「佃煮くらいを肴にちびちび飲む」みたいなシークエンスが出てきましたが、まさにこういうののことか!と納得しました。堂々と酒を飲める夕方を心待ちにしているところです。もう15:00以降は夕方ということにしてしまおうかと思い始めています。いやむしろ日曜だから昼から飲んでもいいことにするか。 そしてそれ以上に、もはや締めのご飯が食べたくなっています。 今日は本当はインド料理系のレシピ作成をしなければいけなかったのですが、明日の昼でも締め切りにギリ間に合うので、今晩は和食にすることに決めて、とりあえず昆布を水に浸しました。 本当は昆布だしも薄口醤油も使わないチャキチャキの江戸料理でお迎えすべきなのかもしれませんが、なかなかそこまでは肝が座らずご勘弁を。 それにしても改めて「最適解問題」について思いを馳せてしまいますね。こんなにおいしいのに、スーパーなどに並ぶ佃煮に、こういうタイプはまず置かれません。ジェネリックすら存在しない。 なので鮒佐の佃煮、冷静に考えるとまあまあなお値段ですが、今後もまた注文すると思います。 実に良いものに出会わせていただいてありがとうございます!