匿名
カシミリチリを育てています。せっかくなのでヴィンダルーを作ろうと、ググってみたところ、2010年に稲田さんが紹介されていた「絶対に感動するポークビンダルーのレシピ」に出会いました。4人前で20本もの(!)カシミリチリを使うと書かれてありました。本場流ってこんなにチリパ悪いものなんでしょうか??
唐辛子を多用する文化圏の料理って、もちろん辛い料理は多いですが、唐辛子そのものはさほど辛くないことが多いように思います。インドも韓国も南米もそんな感じ。もちろんカイエンペッパー的な辛い品種はそれはそれで使い分ける。 そういった「あまり辛くない唐辛子の大量使用」の料理において、唐辛子はアクセントというより、むしろ料理のベースです。トマトがベースの料理が世界各地にあるのと同じことだし、なんなら日本でだしがベースになるのとも構造的には同じと言ってもいいかもしれません。 唐辛子を多用してきたのは貧しい土地と言われています。「貧者の胡椒」とも言われていました。(これは完全にヨーロッパ目線ですが。) 唐辛子は気候さえ合えば痩せた土地でもガンガン収穫できるそうで、実はむしろ「コスパの高い」香辛料、というよりむしろ野菜。 安くていくらでもとれるものをガンガン大量に使って料理をおいしくする、というのは、極めて理にかなっていると思います。