匿名
イナダさんが生レバーを食べそうになり文字通り「肝を冷やした」話でふと思ったのですが、我々はいつから外食をする時に「食べて大丈夫か?」の判断をしなければならなくなったのでしょうか?近年の過剰な「ナマ」信仰からでしょうか?それとももっと以前から気をつけなければならなかったのでしょうか?
まず前提として、戦後すぐをピークに飲食店は昔の方がいい加減で、危険で、人はすぐお腹を壊したり最悪しんだりしてたはずです。だから人々は自分で自分の身を守る必要があった。しかし同時に命の値段も健康の値段も今より安かったから、「当たった時は当たった時」と開き直って、平気で危険をおかしたりもしていたんですね。 例えばレバ刺しで言うと、かつてそれは「ゲテモノ」でした。健康に自信のある人だけがリスクを承知で蛮勇をふるい(あるいは強がって)自己責任で食べていた。 現代では、食べる人の身を守るのは本人ではなく提供者側、ということになり、消費者は原則的には警戒しなくて良くなりました。食べるものもべらぼうに多様化して、警戒しようがないとも言えます。 かつてその道路には横断歩道がなく、人々は車に注意しながらエイヤと渡っていました。しかしある時横断歩道ができ、信号もでき、人々は安心して道を渡れるようになりました。ただし交通量はかつてよりずいぶん増えています。 しかしこの状況で、平気で信号無視をする車は、少ないけど確実にいます。それが今の状況です。