匿名
ガチ中華回で引用されていた”(美味しいとは限らない)本場の味”に心救われることがあります。その原因は自分が甘味が苦手で、日本人向けの調味ものが砂糖を加えたり香辛料を抜いた影響で甘く感じるからなのではと勝手に思っています。イナダさんが解析する”日本人向けの調味”とはどのような傾向があると思いますか?
中華に関してはその見たてで合ってると思います。あと、油脂を減らす、ってのもあるかもしれませんが、これは今、本場でも減らされる方向にあると聞きます。 ただ香辛料に関して、減らさない方がウケがいい、なんならわかりやすく増した方が評判になる、みたいな流れも一部にはありますよね。カレーもちょっとそういうところがあります。 決しておいしくはない方のガチ中華に癒される感覚は、僕もなんだかわかります。個人的には、朝ごはんもやってるようなタイプの店は、朝ごはん以外も適度に素っ気なくてイイ、と思っています。いわゆる、こういうのでいいんだよこういうので的なやつです。 そういう店に行くと、中国人らしき若者がスマホいじりながらやる気なさそうにご飯食べてたりして、それもまた風情があります。逆にやる気満々の若者が一人で何品も注文する、その注文内容の組み合わせを観察できると、すごく得した気分です。