
匿名
私は刺し身とおでんは白米に合わないと思っています。こういった白米と○○は合う・合わない論争は他にもシチューなどがありますが、人によってその料理を主食・主菜・副菜と捉えるかで変わっているのだと思います。lawkusさんの身の回りではそういった考えの違いはありましたか?
長文です。特定の料理がご飯のおかずになるか論争が生じる原因は、仰るように当該料理を主食・主菜・副菜のいずれに分類するかの捉え方の相違による場合もありますが、それだけではないですね。 ざっくり言って、 ①主食だからご飯のおかずにはならないと主張されるパターン(お好み焼き、焼きそば、稀に餃子等) ②主菜だが普通に炊いたご飯よりも適切な主食が他にあるからご飯のおかずにはならないと主張されるパターン(シチューにはパン、刺身には酢飯等) の2つのパターンがあり、上記2パターンのミックスもある、という感じかと。 例えば仰るおでんについてはミックスだと思います。①(おでんを食べるときは練り物等が主食にあたるから別途主食は必要ない)、②(おでんには白飯でなく出汁で炊いた茶飯を用意すべきである)と両方ありますから。 なお、一般に副菜と捉えられている料理については、副菜はそもそも主食のおかずの役割を担わなければならない存在ではないという社会的合意があるので、ご飯のおかずになるか論争自体があまり生じないと思います。 例えばワカメとキュウリの酢の物、ほうれんそうのお浸し、グリーンサラダ。こうした副菜がご飯のおかずにならないことは明らかですが、敢えてそれを主張する人はまずいません。皆が副菜にご飯のおかず力を求めていない証左です。例えばキムチや塩辛などご飯のおかず力が高い副菜もありますが、これは過剰な機能を担っている例外的存在と捉えるべきでしょうね。副菜にご飯のおかず力が高い料理を起用することは、多くの場合塩分管理という観点から望ましくないので、副菜は敢えてご飯のおかずにならないものを選ぶのが無難と思います。